SES初日 Yahoo!ソーシャルサーチについて
本日は「Search Engine Strategies 2006 Conference & Expo 2006 Japan (SES)」の初日。
会場は予想よりも人が多く、最初のYahoo!JAPAN 検索事業部 事業部長 井上俊一氏による基調講演では、立ち見の人がかなり多かった。
Yahoo!が目指すソーシャルサーチについての講演だったが、要点をまとめる。
Yahoo!が目指すのは、あらゆる生活シーンでサーチを利用する人々の知識を共有すること。
現在のサーチエンジンの問題点は以下。
1.評判、意見を抽出できない。
→「女性が乗りやすい車は?」というクエリには答えられない。
一方、答えが分かっているものは得意である。
2.個人の趣味、嗜好を反映できない。
→欲しい情報がゴルフ(スポーツ)なのかゴルフ(車)なのかわからない
誰が検索しても同じ結果である。
3.キーワードを入力して初めて結果がわかる。
→全ての人がサーチをうまく操れるわけではない。
Yahoo!JAPANにおける1クエリあたりのキーワード数は以下の通り。
2005年2月 → 1.36
2006年2月 → 1.45
入力するキーワード数は1語が多い → 初心者が多い
これらを解決するのが、ソーシャルサーチである。
コミュニティの集合知を利用し、サーチ結果を変化させる。
→コンテンツ、ソーシャルネットワーク、アカウント、マイランクが必要になる。
コンテンツは個人が使って楽しいのが前提であり、そのコンテンツの集合がコミュニティになる。
例:デリシャス、Q&A
アカウントを持って個人データを集積する必要がある。
・履歴
・人のつながり
・おすすめ(レコメンデーション)
・コンテンツ利用
Yahoo!全体をソーシャルメディアにしていくことで可能になる。 以上
googleでは既に検索履歴を保存している。
情報を見つけられたクエリとそうでないクエリもわかるようになっていたり、テクノロジーは一歩先に行っている。
しかし、Yahooは「人」を意識していると感じた。
つまり、コミュニティということになるが、Yahooの弱点でもある。
デリシャス、フリッカーを買収し、SNSも始め、今後はコミュニティからの集合知を生かしたサービス展開を重視しているようだ。

