NTTレゾナント株式会社 ポータル事業本部メディア事業部 事業部長 国枝 学氏による基調講演。
要点をまとめる。
消費者行動について。
ウェブ上における消費者の行動は、マス広告でよく言われる「AIDOMA」の法則ではなく「AISCEAS」で表すことができる。
A:注意(Attention)
I :興味(Interest)
S:検索(Search)
C:比較(Comparison)
E:検討(Examination)
A:行動(Action)
S:共有(Share)
3番目のSとCの部分が検索エンジンに大きく関わる点である。
最後のSは、SNSやブログにおいて、商品の情報を書き込むことにより、身近な人間と情報共有するということである。つまり、クチコミである。
これは近年、CGMがユーザに浸透したことによる。
gooユーザの約4割が、検索で調べても解決しなかった。
解決しなかった場合の理由として、
・適当なキーワードが見つからない
・結果が多すぎてわからない
・絞込み条件が足りない
そういった場合は、結局家族や知人に聞いて解決する。
サービス向上は以下の点で必要
(1)クエリの理解
→ユーザのクエリの行間をいかに読むか
(2)適切な検索結果の抽出
(3)分かりやすく表示
(1)クエリの理解について
①表現の揺れを吸収
例:らーめん → 「ラーメン」「拉麺」
ひっこし → 「引越し」「引っ越し」「引越」
②アダルトフィルタリング
③推薦ワードの提示
→googleの「もしかして」と同じ
④関連キーワードの提示
⑤入力補助
→gooサジェストをATOKと組んでやっている
⑥自然文検索
→クエリのほとんどが1語であるということは、検索に対してリテラシーの低い人がまだまだ多い。
質問の文章そのままで検索できれば、リテラシーの低いユーザも使いやすい。
(2)適切な検索結果の抽出
ウェブ検索と専門検索が連携し、領域が広いメインの検索を形成
→メインの検索窓だけで様々な情報を提示する
・ブログ検索
・評判検索
・Q&A検索(教えてgooとウェブ上のQ&Aページをクローリング)
・画像検索(現在の画像検索は画像の周辺のテキストやファイル名から検索しているが、gooの場合は似たような画像を検索できる。つまり、画像で画像を検索)
これらの専門検索エンジンを使って、ウェブ検索で足りない部分を補う。
(3)分かりやすくて表示
gooでは、4/20に検索結果のUIを変更し、入力されたキーワードに関する様々な専門検索の結果を、ウェブ検索結果の右側に表示するようになった。
ニュース検索、ブログ検索、教えてgooの結果などである。
さらに、これらの順番や表示、非表示を入れ替えたり、切り替えたりする機能をAjaxで実現している。
地図検索では、目的に沿ったルートを表示。
周辺検索で、首都圏の駅の70%はパノラマ画像が表示される。
ちなみにgooの検索エンジンは、mixiなど様々なサイトに導入されている。